朝の光
2011年3月11日、東日本大震災。これまでに経験したことの無い未曾有の災害に見舞われた私たちは、自然の驚異の前に成すすべもありませんでした。
どうしようもない悲しみと不安な思いを抱えて過ごしたその日、この曲「朝の光」は、鎌田昌郎プロデューサーの手によって生まれ、ご自身が歌っていらっしゃいました。
初めてこの曲を聴いたとき、「なんていい曲!」と思うと同時に、すぐに口をついて出ました。「この曲を歌いたい!」
この歌が好き過ぎてライブでも歌うようになり、とうとう私のオリジナル曲としてアレンジをし直していただきました。
「朝の光」は、歌うたびにあの日のことを思い出し、あの経験を決して忘れないこと、そして、この震災だけに限らず、どんなにつらいときにも決してひとりじゃないことを胸に刻みます。寄り添ってくれる人、見守ってくれる人、笑顔をくれる人が、きっとあなたのそばにいることを思い出してほしい。そんな気持ちを込めて、大切に歌っています。
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