花信風
自分で作詞をするようになって、改めて「日本語はきれいだ!」ということを感じるようになりました。
できるだけ「美しい日本語」を歌詞の中でも使いたいという思いがあります。
「春一番」「薫風」「木枯らし」といった具合に、日本語は「風」の名前ひとつ取ってもたくさんあることに「すごいな~」と驚きます。
この曲には風の名前を付けています。
「花」を「信」じる「風」と書いて「花信風(かしんふう)」
これは春に花の開花を知らせる風のことを言います。日本語の美しさもさることながら、日本人の自然現象に対する美意識や粋というものも感じます。
人が生きていくうえでも、その人の人生を花開かせるための風が吹いているのではないか、もう開花するときですよと知らせてくれる風が吹くのではないか…。
辛いことや悲しいことがあっても、どこかで自分に吹いてくるこの風を感じることができたらいいと思ってこの詞を書きました。
そして「絶対、吹いてるから!」「絶対、花開くから!」って信じていたいのだと思います。
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